ターミナルケアについて
今日はちょっと長文です。
ターミナルケアについて書いておきたいと思います。
ターミナルケア。
終末期医療。
- 最期を迎える人に対して、精神的・身体的な苦痛を軽減して一人ひとりが自分らしい最期を自然に迎えられる目的で行われるケア。
- ターミナルケアを行う場所としては「在宅」「老人ホーム」「病院」など。
ターミナルケアを考える時、一番は本人の意志ですよね。
認知症になる前の母は、とにかく「コロッと死にたい。」
イヤイヤ、みんなそう思うけれど、なかなかそう上手くは行かないのが現実で…(笑)
元気なころは、認知症になるなんて想像すらしていませんでしたから。
次は家族の意志です。
私達は延命治療はせずに…自然な形で。
施設で『看取りケア』をしていただけるなら、施設で最期を迎えたかった。
絶対に施設で!ではなく、病院でも良かったんです。でも、ホスピスへ行けと言われるなら、施設で看取ってもらいたかった。
せっかく、長年お世話になったスタッフの皆さんに、送ってもらう方がいいんじゃないかなと思ったんです。
でも、あのとんでもない医者に却下されたときは、呆然としました。
突然のホスピス行きの話だったので、施設と相談が出来ていませんでした。
もう少し前に、ターミナルケアについて細かいところまで施設と相談し合っていればよかったなと反省しました。
「施設で看取りなんかできないだろう」と言う医者に、反論できなかったのが悔しい。
医者の、あの身勝手な主張に流されそうになってしまいました。
元気なうちから、ターミナルケアの事まで考えておかないといけませんね。
いつ、このような状況になるか分からないものです。
本人と家族の気持ちが一番大事
最期を老人ホームで迎えるのも、在宅で迎えるのも、もちろん病院で迎えることもあると思います。ただ、最期をどう過ごしたいのかは本人と家族の気持ちが一番大事だと思うんです。
医者の主張に流されてはいけない。
医者が言うと、そうしないといけないような流れになります。
今までも何回もありました(笑)
福祉へ行け
入院しろ
家へ帰れ
指切断だ
いや血栓だ
等々…
何度も医者の判断に振り回されました。
あの医者も容態が改善しないので、ただ転院させたかっただけだろうと思います。急性期病院ですからね…
施設に戻してくれればよかったんですが、なぜ戻してくれようとしなかったのかは謎です。強制的に医療機関へ送ろうとする圧を感じました。
もう少しで、施設へ帰れたんですけどね…
ちょっと間に合いませんでした。残念…
介護を頑張っている方へ
是非ターミナルケア、最期の時間をどうするのか?どこで迎えるのか? 本人やご家族や関係各所と相談しておいて下さいね。
相談していても、その通りにならないこともあるかもしれませんが、できるだけ納得いくように、準備を万全に慌てない様に心構えをしておくことが大事だと思いました。
急にその時が来ますので…
さて、これで8年続いた介護は終了しました。
あと少し、このあとの話を続けようと思います。スタッフの皆さんへ感謝を込めて…。