看取りケア。施設長にお願いする。

2019/07/03

介護施設

介護施設の看取りケア

母が肺炎で入院。

数値が下がらず、院内感染の疑い?


3週間後、先生から呼び出し。

「カテーテルを抜くと死んでしまうから、私が抜くことは出来ない。医者としてしたくない。ホスピスへ転院してほしい。」

ソーシャルワーカーからは「老人ホームは引き払って、最期はホスピスで」と…。


「延命治療はしてほしくない、施設へ帰して欲しい」と言う、私達家族の気持ちなどお構いなし。さっさと話を進めようとされました。


転院するにも体に負担がかかります。

もう最期だと言うなら、今までお世話になった、あの施設で迎えさせてあげたい。


余命2週間と言われ、人間らしく死なせてあげたいと入居、奇跡的に8年も生き永らえた…施設にはいろいろな思い出がたくさんあります。


たまたま出会った、たった一人の医師の気持ちを優先させることなんてできません。


ターミナルケア、終末期にどんな治療を受けたいか、どこで終わりを迎えるのかは、患者や家族が納得して決めるべき事。


私達の希望は、ただ一つ。最期は、あの施設で迎えさせてあげたい。


もう、何もできない状態なら施設へ帰らしてくれればいい…それだけが望み。


嬉しいことに、2・3年前からだったと思います、施設での『看取りケア』が始まったんです。


以前は『看取りケア』が無かったので、病院へ搬送することになっていたのですが、施設で『看取り』までしていただけることになりました。


家に帰って、すぐに施設へ電話です。

施設長さんに今までの事を報告。


「先生に施設で『看取り』はできないだろ~って言われましたー。」

施設長
「そんなことないですよ。精一杯、『看取り』させていただきます。」


「そうですよねーまた先生に掛け合ってみます。施設へ帰らしてもらえるように…」

「もし、先生が納得しないようなら、こちらからも連絡してみますので、いつでもおっしゃってください。」

「ありがとうございます。」


施設長の心強い言葉を聞いて、は~なんか勇気が湧いてきました。
モヤモヤも晴れてきました。


母を病院から取り戻します。

さ~頑張って、あの自分の理屈ばかり言う先生へ電話しようとしていた時です。


逆に病院から電話が…

「息が…」

えーーー!!


                              

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