病院からすぐに葬儀の準備。
決める事や段取り、連絡…
落ち着く間もない、悲しんでいる暇もありません。
そんな中、通夜式の前にケアマネさんが来てくれました。
母の顔を見て泣くケアマネさんの姿に、もらい泣き。
そうこうしていると、通夜式が始まりました。
通夜式が始まって30分ぐらいした頃、後ろの方が何だか、
ざわざわ…
何人かの方が入ってこられました。
身内しか連絡してないけど…?
よく見ると、施設のスタッフさん達です。
施設から葬儀会場が、歩いて5分ぐらいなのも良かったのかもしれません。
皆さん駆けつけて下さったようです。
通夜式が終わり、スタッフさん達へご挨拶。
私達
「お忙しい中、来て下さってありがとうございます。」
「本当にお世話になりました。」
スタッフさん達
「いえいえ、最期のご挨拶ができてよかったです。」
「○○さんにはいろいろと教えていただきました…」
口々に優しいお言葉をいただきました。
スタッフさん
「ところで、最期は苦しまずに…?」
私達
「はい、全く苦しむことも無く、眠るようだったようです。間に合わなかったんですけどね…」
それを聞くと皆さん
「ううっ…良かった、苦しまずに…そうですか、良かった…」
「ほんと、それが心配で…良かった…」
みなさん、号泣です。
それを見て私達またもや、もらい泣き。
みなさんに
「ありがとうございました。」
とお礼を言うのが精一杯でした。
本当にスタッフの皆さんには感謝しかありません。
8年間いろいろな事がありました。母は毎日楽しく過ごせたと思います。歌やダンスや料理や体操、散歩…すぐに忘れてしまう病気だけど、でも施設で会う時はいつも笑顔でした。
みなさんと出会えて、介護して頂けて、本当に母は幸せものでした。
やっぱり最期を施設で迎えたかったな…ゆっくりお別れできたのにね…