先生「私にはできない…」

2019/06/30

介護施設


母は肺炎で入院中。

病状は検査の数値上では悪く、なかなか改善しない…様子を見る為にしばらく入院。

院内感染?
カテーテルの交換?

いろいろと試しながら、原因を探ってくれていました。

そんな入院生活も3週間ほど過ぎた頃でしょうか、先生から再び呼び出しがありました。


先生の部屋で何やら相談があるとのことです。


姉と二人で先生の部屋へ行きました。

そこには、先生ともう一人女性。看護師さんかな?

「初めまして、よろしくお願い致します。」

名刺をいただくと、その女性の方はソーシャルワーカーさんでした。


先生
「あの~お母さんの容態は、相変わらずなんです。延命治療はしないでほしいと聞いているんですが、それは変わらないですか?」

私達
「はい、もう最期は自然に死なせてあげたいと思っています。」


最初の入院の時にそれは伝えていました。
何かあった時に、延命治療はしないでほしい。

もう、そのままに、自然に…


先生
「はー・・・・・それで、こちらからのご相談なんですが…このまま、このカテーテルを抜くと死んでしまうとわかってる方のカテーテルを、抜くって事を私はしたくないんですよ…私にはできない…」


私達
「・・・・・」

ん???


                              

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