下大静脈フィルター留置の手術
足の指が取れそうになっていると、訪問診療の先生に言われ、すぐに切断するようにと病院へ入院しました。
入院先の先生は若い男性。メガネをかけた穏やかな感じの方です。
「ここに血栓があります。大きな血栓です。この血栓が飛んで行かないように手術をします。」
娘二人
「???あの~指の切断をするようにと言われてここへ入院したんですが…?」
先生
「そんなことよりも、まずこの血栓を止めることの方が大事です。血栓が心臓や肺の血管に詰まると死に繋がりますので。」
娘二人
「では、指は切断しなくていいんですね?」
先生
「はい大丈夫です。まず、血管内部の、ここにバスケット状のフィルターを入れます。ここで、血栓を受け止めます。」
絵を書きながら、説明していただきました。
フィルターはザルのような感じです。
わかりやすい。
先生
「フィルターが血栓、血の塊を受け止めるので、血管は詰まりません。この手術を早くしたほうがいいと思います。」
娘二人
「よろしくお願いします。」
先生の部屋を出てから、安心したこともあって、もう私達の不満が止まりませんw
「指切断せんでもいいねや~ん。もう、怖がらせてー」
「ほんまやでー先生によってこうも診断が違うかなー?」
「結局、血の巡りが悪いから指に血が通ってなかったってことかな?」
「そうかもー血栓あるし、車椅子で座ってばっかりやし…」
あとで調べるとこの手術は『下大静脈フィルター留置』と呼ばれるものでした。なんだかすごそうな手術名。
骨折を機に、歩けなくなる→車いすに座る→血の巡り悪くなる→血栓できる?こんな感じでしょうか?
ドミノ倒しのようです…