介護施設に入居
病院を無事に退院。
看護師さんたちにお見送りしていただき出発です。
本当にお世話になりました。
さて、今日からは介護施設での生活を綴っていこうと思います。
何とか、病院へ入院できたものの、院長先生からは「余命2週間」との厳しい判断でした。
院長先生のおかげで生き永らえました。
この日で、余命宣告から1ヶ月ちょっと経っていました。
母は以前と比べると大分見た目も変わりました。
ふくよかで丸々していた体形はやせ細り、見る影もありません。
頬はこけて、髪の毛も真っ白です。
認知症も進むでしょうし、院長先生は「元気な体で退院させる」と言ってくれましたが、認知症までは治せません。
また生きる意欲が落ちていけば、いつ死んでもおかしくない。
そう思って、
この日は、私の家族と姉家族、全員集合です。
孫たちの顔を見ると元気もでるかな?
母を車から降ろし、部屋へ。
母は、初めての部屋に落ち着かなそう。
孫たちも来ているので、ちょっと戸惑っています。
全員で集合写真を撮ろうと、
「はいチーズ!」
母は、ぼ~とした表情。
孫の名前も出てきません。
娘婿の名前も出てきません。
たぶん、
誰か知らない人たちが大勢いてる…
孫だよと言われて、なんとなく思い出すような感じ。
孫たちも、認知症のおばあちゃんに戸惑い、微妙な雰囲気です。
それを察したのか、母が一言。
「ちょっと疲れたから寝るわ。みんな早よ帰り-気を付けてなー」
いつものセリフでお開きとなりました。