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母の体調も落ち着き、老人ホームでの生活も安定してきました。
毎回、施設に行くついでに、実家の方にも寄っていました。
窓を開けて風を通して、ちょっと掃除して。
そんなことをしていた時の出来事です。
私が掃除機をかけていた時、
ピンポーン
誰かな?
玄関を開けると、自治会長さんと
なぜか、チェーンの付いたがま口の財布を首から掛けている、おばちゃん。
自治会長さん
「自治会費払ってほしいねん。」
私
「お幾らですか?」
自治会費を支払いました。
隣に立っていた、がま口財布のおばちゃんが
「お母さん自治会の役員やのに、仕事してないやろ。代わりに、あんたら娘が役員やってや!」
娘二人
「え~~~?!私ら遠いのにできませんよー」
がま口財布
「そんなん知らんわーここに住んでる限り、やってもらわなあかんわー」
娘二人
「住んでる言うても、今は施設に居てるし…」
がま口財布
「自治会の役員もせーへん。住んでもない。そんなんやったら出て行ったらいいやん!」
娘二人
「ちゃんと、家賃も払ってるのに、なんでそんなン言われなあかんのです?! 」
がま口財布はこの後も、
色々変な言いがかりをグダグダ、グダグダ言い続け、
とうとう姉がキレて
「おばちゃん!元気やなー‼グダグダとー‼」
がま口財布は、姉の気迫に負けて
「と、とにかく、役員せーへんのやったら、出ていってや…。」
と言い捨てて帰っていきました。
うっとおしいー
たしかに、役員なのに役割を果たせていないのは申し訳ないんですが、
娘が代わりにやれ!とか、出て行け!とか言うのって嫌がらせやん。
遠いのも知っているのに…
まぁ、もうそろそろ、ここも引き払おうかと思っていたので、
「いいタイミングやなー」
「そうやねーもう、母も施設を追い出されることは、無いやろう。」
そうなんです、母がいつ施設から追い出されるかも?と心配で引き払わずにいたんです。
「あの、暴れてたおじいちゃんから比べると、母は大人しいほうやわ。」
「施設の方もいい人ばっかりやし、母も気に入ってるから大丈夫ちゃう?」
「そうやなーそしたら、片付けるかー」
でも…
いくらシンプルに生きてきた母とはいえ、やっぱり荷物はあります。
実家の片づけって大変なんですよねー
片付けの顛末を少しばかり…