部屋に家族の写真を置いたり、小物を飾ったりして、ちょっと賑やかにしてみました。
これで、殺風景とは思われないはず…たぶん(笑)
ひと仕事終えて、持ってきたお菓子を出して、
娘
「お菓子食べる?」
母
「食べるー」
認知症になってから、本当にお菓子が好きになりました。
認知症になる前は甘いものは嫌いではなかったのですが、これほどの量を食べることはなかったように思います。
お菓子よりもアルコールの方が好きでしたし、食べても1つか2つ…
認知症になってからは、買ってきたお菓子を全部食べつくしそうな勢いで食べます。
買ってきたお菓子
- どら焼き 2つ
- 小さいお饅頭 個包装6つ
- カステラ 5切れ入り
いつもちょっと多めに買ってきます。
母に渡しておくと賞味期限などの管理ができないので、余ればスタッフさんに預けて、おやつの時間に渡してもらいます。
どら焼きは賞味期限が短いので、部屋で食べて、
カステラと小さいお饅頭は、賞味期限長めのを買ってきたので余れば預けてと…そんな予定にしていました。
母は、
まずどら焼きを一つ。
次にカステラを一切れ。
お茶を飲んで…
またどら焼きをぺろりと食べ。
またカステラを一切れ食べて…
次に小さいお饅頭に手を伸ばすので、
「ちょっと食べ過ぎちゃう!?」と制止。
「ええやん、美味しいわーほんまに美味しいわ」
そう言われると、食べてもいいか?…となるんですが…
いやいや、これは食べ過ぎだと思って、お饅頭の袋を私のバッグに隠しました。
母
「あれーもうないの?もっと食べたいわー」
娘
「全部食べたよ。今度また買ってくるなー」
「うーん…」
話題を変えて気をそらしました。
また、ベットで寝たいというので、
「じゃあ、私らもそろそろ帰るわー」
と部屋を出ようとしたとき、お饅頭の袋がバッグから見えたようです。
母
「あーその袋!置いていって!」
ギャー見つかった!!
娘
「スタッフさんに預けておくから、また食べさしてもらえるからなー」
母
「いや、ここに置いていって!」
すごい剣幕で、しつこく「置いていけー」と聞きません。
根負けしてしまい、袋を置いて部屋を出ました。
スタッフさんに
「お菓子、置いて来てしまいましたー(涙)」
「良いですよ~後でとってきておきます。」
「今は寝てると思うので、よろしくお願いします。」
姉と帰りながら
「認知症で満腹中枢が壊れているのかもよ?」
「甘い物への執着心。恐ろしいわー。」
この日から、余る分は先にスタッフさんへ預けることにします。
恐るべし食欲…。