部屋のインテリアがあまりにも殺風景とのスタッフさんからの電話。
姉が、写真をフォトフレームに入れて持ってきてくれるようです。
またまた訪問。
お菓子も持っていきました。
今日は珍しく、母は部屋にいるらしい。
そのまま部屋へ行きました。
娘
「元気~?」
母
「元気やでー」
ベットで横になり、寝てたようです。
相変わらず元気そうです。
姉
「今日は写真持ってきたから、ここに飾っとくわなー」
母
「うーん?なんやの? 変なん置かんといて!」
ほらね~興味なしです。
入居日に、みんなで撮った写真。
母は、ぼ~として、眉間にしわを寄せ、しかめっ面です。
娘
「ほら、この前みんなで撮った写真。これが○○でこれが○○やん。」
母
「○○は知ってる。」
「みんな孫やでー」
「あーーそう…」
孫と言われると、わかってるよ~みたいな反応はします。
名前を憶えていたのは、甥っ子だけでしたね。
初孫なので、記憶に残っていたのかもしれません。
認知症は、昔の記憶の方が覚えているって言いますが、本当にそうなんですよね。
姉の名前は最後まで覚えていました。
私の名前は途中からは出てきません。顔は最後まで分かってくれていたと思います。たぶん…(笑)
他にも、持ってきた家族写真のフォトフレームを、棚と衣装ケースの上に合わせて3つ、
時計とちょっとした小物も置いて飾ってみました。
娘二人
「これでどうかな?」
「いいんちゃう?」
「ちょっとは賑やかになったわ。」
「でも見て、これ」
「これが一番目立ってるよね(笑)」
それは、壁に貼られたA4サイズの大きな写真。
若いイケメンスタッフさんとカチューシャのおばあちゃんと母。
3人で映ってる写真。
ラミネート加工して壁に貼ってくれていました。
娘二人
「家族写真いらんかったんちゃうか?」
「ほんまやわ。そらイケメンのほうが良いでw」
昔の記憶より、今の生活が楽しければ、それでいいんです。
写真の母は
ピースサインをして、今まで見たことの無い 満面の笑みでした…(笑)