老親のお金の管理。遠距離介護の交通費。

2019/04/15

認知症

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認知症の親のお金の管理

介護施設に入居。
決まったのはいいけれど、先立つものは「お金」


「通帳とハンコ。カード。どこにあるんやろ~?」
「探そうー」


次の日、施設へ見学に行く前に実家を捜索です。

「この辺ちゃう?」
「ないよー」


引き出しと言う引き出しを全部開けたのですが、無い…


最後に台所の食器棚の下。
両扉を開けると、何やら黒いカバン。


ガサゴソ…ガサゴソ…
「あったーここにありました!」
警察が捜査している気分です。(笑)


中を確かめると、通帳とハンコ。カードも。
記帳も2か月前まではしているようです。


「この時までは行けてたんやねー」
「お金のことはしっかりしてたもんね。」


母は昭和の一ケタ生まれ。
口癖は
「勿体ない」
お金を無駄に使うことなんて絶対にしません。
いわゆる始末しいです。


年金も父の遺族年金が2か月に一度振り込まれています。
昨日の介護施設のパンフレットに書かれていた、月額費用には少し足りませんが、貯金もあるようです。

足りない分は、貯金を取り崩せば当面大丈夫そうです。


「良かったーこれでいけるね。」
「何とか大丈夫そうやわ。」


「このお金の中から、交通費引いたらいいんちゃう?」
私の交通費が高いことを、姉が気にしてくれていました。

遠距離介護の交通費

遠距離介護は交通費がかかることがネックです。
何度も往復となるとばかになりません。


「お金のことは最初に決めとこう。」


お金の管理方法を二人で取り決めました。

  1. 二人の交通費は、母のお金から出す。
  2. お金の管理は、昼間時間がある私(妹)がする。
  3. 1か月ごとにお金の出し入れを収支表にして姉に渡す。
  4. 姉は母の身の回りのものを購入する。
  5. レシートと引き換えで、母のお金から現金を渡す。


役割分担として、
私がお金の管理。
姉は買い物を担当。


姉の交通費も結構かかります。
なので二人の交通費は全部必要経費です。


今もそのレシートや収支表は残しています。
長い長い思い出です。


                                

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