介護施設紹介される。施設の良さ、院長に教わる。

2019/04/10

認知症


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介護施設紹介される

どうにか院長先生の「院長枠ベット」のおかげで、入院できた母。
院長先生自ら、今の母の状況を説明して頂きました。

それが・・・


余命二週間?


頭が真っ白と言うか、実感がわきません。

「2週間ですか…?」


院長先生
「食欲がないというのは、この意欲低下から来るんやね~
なのでこのままやと、2週間持つかどうか…

と言って、治療も何もすることがないので、このままの状態で、ずっと入院してもらうことはできないんですよ。この病院は急性期病院で療養型じゃないのでね。」


「はあ・・・」



「それで、この病院にソーシャルワーカーがいてるんで、ソーシャルワーカーに今後の事を相談したらどうかなと思って。

娘さんたち二人とも遠方やと聞いたし、介護施設にお願いするとか、いろんな方法を考えてみるのもいいんじゃないかな?

僕もこんな仕事してるけど、実は、母親は施設にお世話になっていてねー。お二人のご苦労もわかります。介護は大変だから。

施設が嫌と言う人もいるかもしれないけど、施設のほうが専門的で、良くお世話してくれますよ。僕やったら、あんな介護できないと思うわー。」


「わかりました…ありがとうございます…」

急な話で、まだ戸惑っていました。



「うん、まあソーシャルワーカーに相談してみて下さい。」

「院長先生、本当にありがとうございました。」

「いえいえ、じゃあ^^」

先生は部屋を出ていかれました。



院長先生と入れ替わりで、ソーシャルワーカーさんが来てくれました。
若い男性の方。

「お母様の事ですが、退院後、家で看る人はいないということでいいですか?」


姉と顔を見合わせ、
「そうですね、家で看るのも、今すぐ引き取るのも難しいです…。」

姉が一言。
「とにかく、人間らしく死なせてあげたいんです。」



何だかジンときました。
そんなこと考えてたんや・・・



「わかりました。近くに介護施設が2・3あるので、そこを検討されてみてはいかがですか?」


「介護施設って費用が凄くかかるイメージなんですが…?どうなんでしょう?」

「ご紹介させていただく施設は、そんな高額な老人ホームではないので、このパンフレットを見てもらって…」




『介護付き老人ホーム』と大きく書かれたパンフレットを数種類見せていただきました。

確かに金額が大きな字で書かれていますが、何千万円や何百万円とは書かれていません。少しホッとしました。



こうなると、新居探しのような感じです。

母の新しい「終いの住まい」をどうするか?


パンフレットを見てみると…

個室の間取や、お風呂、食堂の説明。
賃貸マンションを探してるみたいです。

「へーキレイね~」
「広そうやねー」

新しい光が差したようで、ちょっと楽しくなってきました。


                               

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