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「帰っていい」と言う医者に、
「じゃあこのまま放置してやる~」と言う暴言娘の暴挙に呆れたのか、病院は何やら謎(?)のベットを用意してくれて、母は入院できました。
最終電車に飛び乗り、とんぼ返りで姉と合流し、再び病院へ。
病院への道すがら、昨日の出来事を説明。
「なんでその先生は、帰ったん??」
「わかれへん。ぼくは帰ります!って言うて帰るねんもん。」
「なんでや・・・」
姉も救急隊員の方と同じセリフを言う。
「それより恐怖は、おばちゃんらやで。めちゃくちゃ恐ろしかったわー」
「そうやろうなー大変やったな~(笑)
でもベット用意してくれてよかったー」
「そうやねん、院長枠って言うてたわ。特別感あるけど普通のベットやで。(笑)」
そんなこんなをしゃべりながら、
病院へ到着。
父が入院していたので、懐かしい感じです。
病室(ICU)へ母の様子を見にいくと、母は寝ていました。
病院で借りたパジャマを着て、身動きもせずに寝ています。
母の腕には点滴の管が1本。
嬉しい!
やっとです。これをして欲しかったんです。
隣のベットをみると、同じ年代ぐらいのおばあちゃん。
いろんな管を付けて、モニター機器とつながっています。
ピーピーピー
何やら、音がします。
すぐに看護師さんが来て処置。
隣に看護師さんの部屋があるので安心です。
看護師さんから、院長先生の説明がありますからと、別室へ連れていかれました。
「失礼します。」
「はい、どうぞ。」
院長先生は、50代ぐらいの恰幅の良い方でした。
メガネをかけた、笑うと目が細ーくなる優しそうな院長先生です。
「今から、説明させてもらいますねーこれを見てほしいんですが…」
院長先生は、
母の脳のCT画像を見せながら説明してくれます。
「ここのところが、委縮しているでしょう?」
「はぁ~」
娘二人、画像みてもよくわかりません。
「ここのところが委縮しているということは、生きる気力がなくなってきてるってことなんですね~」
「はあー」
「このままだと、もって2週間ですね。」
「に・に・二週間?!」
娘二人、こけそうになりました。(笑)
いきなりの余命宣告。
それも2週間って・・・