近所のおばちゃんいっぱい来る。

2019/04/05

認知症

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救急隊員の方が受け入れ先の病院を探してくれている時に、

開けっ放しにしていた玄関から、ドカドカと何人もの人が入ってきました。



よく見ると、あの、ご近所軍団です。

勝手に人の家に上がり込むとは…ほんと呆れます。



母が寝ている布団をみんなで取り囲み

「なーせっかく救急車来てるんやから、早よ病院行こう。」

「行った方がいいってー」

「今行かな、いつ行くんやー」



やいのやいのと、騒いでいます。
一人のおばちゃんが、母の手を引っ張ったようで、

母が
「痛い!痛い!自分のタイミングで行くから!もう構わんといて!!」


怒られてご近所軍団、ちょっと静まりました。



この騒ぎを見ていた救急隊員の方が、
可哀想にと思っていただいたのか、


「そんなに行け行け言われても、受け入れ先が決まってないのに・・・。なぁ~」

と私の横で
あんたも大変やな~という感じで話しかけてくれました。



もう一人の救急隊員の方が
「市外で受け入れ病院見つかりました。行きましょうか。」


横の隊員の方が大きな声で
「はいはい、みなさーん。出ますからどいてください。ここから出てくださーい!!」



そうか決まって良かったな~とか何とか言いながら、ご近所軍団が帰っていきました。

どこからか湧いてきて、みんなで息を合わせて乗り込んで来る。
ほんまに恐ろしい軍団です。



とにかく、母をストレッチャーに乗せ、救急車でやっと出発。

これで治療してもらえる。ほっとしました。

サイレンの音が心地よく聞こえます。

                                                                                          

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