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やっと施設へ入居。
元気そうで一安心。
また1週間後の訪問です。
足りない洋服を、姉がお見立てして買ってきてくれました。
私は、母のリクエストの甘い和菓子を携えて…
ピンポーン
いつも通り、確認してドアが開きます。
元気なスタッフさんの笑顔と挨拶で迎えてもらいます。
スタッフさん
「お母さん、今日もお元気ですよ~」
またまた食堂へ案内してもらいました。
今日は一人で、ちょっとうたた寝しながら車いすに座ってます。
「元気~?」
母
「あ~来たんか、元気やでー」
「今日はお茶菓子持ってきたよ~」
「そうか! 部屋で食べよか!」
眠気も覚めたようです(笑)
部屋で親子3人、おやつタイム。
お菓子を食べながら、たわいもない話をしていました。
その時、急にスイッチが入ったのか、
「家のカギが無いねん。どこ行ったか知らんか?」
家のカギか~なんて言えばいい?
ここが施設って言うのは、わかってる?
家ではないってことはさすがにわかってる?
う~~~ん
その時姉が、
「ここはカギ無くても大丈夫やねん。心配せんとき。」
「そうなんかーそれは良かったわ。」
姉グッジョブです。
「さあ、今度この服買ってきたから、また着てやー」
「うん、そこ入れといて-」
買ってきた洋服に名前を書かないと…
1枚1枚に名前を書いていると…
「家のカギが無いねんーどこ行ったか知らんか?」
また同じ質問w
「大丈夫、ここはカギいらんよー」
「そうかー」
一旦は落ち着くんですけどねー
「カギが無ー」
このやり取りが、何回も続きました。
カギをかけたか気にする習慣を、
急に思い出して、不安になるんでしょうか。
母としては、ここが「老人ホーム」とは理解していなくて、住んでいた集合住宅だけど、部屋は違うような…
誰かわからないけれど優しくお世話してくれる人がいてる…そんな感じでいるようでした。
認知症あるあるの「~が無い」って、とっさに上手く応えるのって難しいですよね。
そのうち怒り出すときもあるので厄介です。
この時は「大丈夫やで~」と言い続けていると、そのうち収まりました。
ほ~