認知症の母、治療される。

2019/04/19

認知症

Designed by Freepik

介護施設の説明も受け、入居日も決まり、順調に進んでるね~と喜ぶ、娘二人です。


病院に着いて、ICU(院長枠ベット)へ見舞いに行くと、母が居ません。
「あれ~?ここじゃなかった?」
「階まちがえた?」


看護師さんに聞くと、
「あ~病室に変わられました。○○○号室です。」


その番号の病室へ行くと、
6人部屋の一番奥のベットでした。


「ベットが空いたんかな?」
「そうなんかもね~」

看護師さんが、入院の手続きの書類などを引き出しに入れているので、手続きしてほしいと。


「ハイハイ、これね。」

よく見ると、入院の書類と一緒に、入院計画書がありました。

病名 食欲不振、認知症

症状 食欲不振、歩行困難

治療計画 点滴加療

推定される入院期間 1週間


あ~やっぱり入院は1週間。入居日を1週間後に決めて良かった。


私が書類に目を通していると、

姉が、
「これ、おしっこのカテーテルちゃう?」

「ほんまや~これはおしっこ溜めておく袋?」

母のベット脇に、蓄尿バックがぶら下げられていました。


入院計画書には書かれていませんが?



院長先生でない、別の先生が説明してくれました。
「尿の出が悪いので、バルーン着けています。腎臓の値も少し悪いので、様子見ましょうか。」



ほらね。

「治療も何もすることがない」と言っていたのに。

あんな状態だったんだし、よくよく探せばありますよ、悪いところ。

最初からすんなり入院させてくれても良かったと思いますけどね!


心の中でぶつぶつ言いました。((笑))



お医者さんは、何か病気を見つけると治したくなる習性がある。

私の仮説ですがそういう傾向があります。

なので、何か見つけると「これは治さなくては」と、治療しちゃうんです。


まあ悪いところがあるのなら治して欲しいですから、いいんですけどね。



そんなことを考えていたら、
ちょうどその時、病室にソーシャルワーカーさんがやって来て、


「院長先生が『元気な体になって退院してもらう。』って言ってましたよ。

ちょっと退院が延びるかもしれませんね~」


ほらね。

                                

アーカイブ

カテゴリー

注目の投稿

認知症の始まり 最初の最初 

QooQ