相続の手続きも終わり、ひと息ついたころ、そろそろ納骨へ。
我が家には、父が次男という事もあってお墓がありません。
父と母は、生前からお墓を建てずに、遺骨で仏様を作ってくれる骨仏で有名なお寺へ納骨するように決めていました。
「あそこやと、みんな遊びがてらに来てくれるからええやろ~?」
「世話ないし、いつも誰かが参ってくれてるからええんちゃう?」
そんな事を言っていました。
父の希望通りそちらへ納骨。なので、母も一緒。
納骨代もお安いです。
1万円~3万円。
お寺では10年ごとに1体の骨仏様が造立されるので、父と母とは別々の仏様になりました。父の骨仏と母の骨仏が並んだときは、なんだか感動しました。
最初は綺麗な骨仏もだんだん色が変わってきて、それもまた歴史を感じます。
姉とは都合が合う度にお参りに行っています。
お参りと言うのも口実で、二人で会ってしゃべってお参りした後は美味しいものを食べに行ってるだけで(笑)
二人で、元気で仲良くお参りすることが一番の供養ですね。
最近「墓じまい」や「墓難民」などお墓に関する事よく目にします。
墓はあっても困るし、無くても困る。
我が家のように始めから無いと、どんな形にも出来るのでいいんですが…
有ればあったで、お墓の継承問題やお寺と檀家のしがらみ、法要などの費用。
主人の家は代々お寺の檀家。義父の時は納骨だけで何十万と掛かりました。
法事も多くて、田舎だと親戚一同が来るのでもう大変w
そんな主人の家のお墓も、お寺といろいろあって「墓じまい」したんですが、まあ親戚関係から苦情と嫌味が…
墓を守る人の大変さって周りからはわからないですよ。その家ごとに事情もあります。
でも意外と簡単にお墓って移動できるんだなーと思いました。
案ずるより産むがやすし!
どんな形でも、何処ででも、感謝して手を合わせる…
その気持ちが大事だと思います。